更新は滞っていましたが、一応細々と乗ってはいました。
2月3日は完全レスト。
朝起きれず仕事で帰りが遅くなりました。

2月4日は昨日の夜更かしで朝起きれず。
仕事終わりにZwiftローラーしてみましたが、全くパワーが出ず、38kJでやめてしまいました。


2月5日は気分転換にZwiftレースにでも出るかと思ってエントリーしたのがみんなでワークアウト?する企画のよう。
パワーとにらめっこしながらローラーしてたのですが、実走とNeo2のペダリングの違いやそれに対してPower2 maxがなんで誤差を含み、しかもそれがNeo2を続けると収束していく傾向にあるのかということについて、気になりだしました。


2月6日も完全レスト。精神的に自転車に乗れる状態ではありませんでした。


2月7日はAlpe du Zwiftを妻が帰ってくるまで。
すでにパワメとネオスマの出力さがほぼなくなってきました。

2月8日は仕事後旅行に出発なので、旅行前にZwift。
平坦をてきとーにZ3くらいで流していたのですが、もうほとんどネオスマとパワメのパワー差がありませんでした。

いつも仕事忙しいのに気遣ってくれて美味しいご飯を用意してくれて、本当に感謝です。
ということで、本題です。
あくまで妄想と仮説ですので話半分に読んでください。というか読んでいただけるのか?この文字だらけのブログ。
前々から気にはなっていたのですが、Tacx Neo2と実走を組み合わせてトレーニングした時、Neo2のトレーニング期間が長くなるとNeo2とPower2 maxのパワーずれが少なくなって、実走、特にオフロードトレーニングを挟むとNeo2とP2m(Power2 maxを以後こう記します)の差がドカンと開く(10~15%くらい)傾向があるよなぁということが。
まだデータとして示せていないのですが、確信に変わりました。この傾向はあるぞと。
どちらかのパワーメーターがずれている可能性も考えなければいけないですが、私はどちらも信頼しています。
ですが、この信頼は数値が正しいという意味ではなく、一貫した計測が出来ているという意味での信頼です。
逆に言うと、数値のズレはこの際重要じゃなくて、数値のズレ方が実走を挟むと変わるということが面白いなと思ったわけです。
現時点での私の考えでは、どちらのパワー計測も誤った値を出力していないのではないかと思います。
長くなります。
とても長くなります。
なので、私の中での現時点での推論を先に出します。
① どっちも正しい値を出していると考えます
② Neo2は仕事量(W)そのものを計測していますが、P2mは力×距離から計算して推測で仕事量を出しており、これが表示仕事量(W)誤差の原因と考えます
③ P2mの方が高く出てしまう事があるのは、自転車部品等々を歪ませるのに消費され、回転には寄与しなかった分の歪みまで計測されてしまったからだと考えます(ここでは機械的損失は無視して一旦話を進めています)
④ なぜそれがNeo2のペダリングに慣れると誤差が小さくなっていくかですが、原理的に存在するNEO2の負荷のかかるタイミングの遅れからくる無駄踏みが矯正され、補足的ですが身体の押し引きを使わなくなることより、自転車を歪ませるために使う力が少なくなったという事だと考えています。そう考えると、誤差が大きいときは心拍数的にはP2mのパワーデータの方を信頼したいけど、誤差が小さくなるに従って、心拍数的にもNeo2のパワーで納得できるようになり、なおかつNeo2の方に近づくようにパワー誤差が減っていくという事に納得がいきます。
⑤ NEO2で慣れてから実走で走らない感じがするのは、脱力が下手になることと踏むタイミングが早くなりすぎる+瞬間的にかけるトルクが落ちる+重心移動をペダルに乗せる感覚が衰えるからだと
⑥ ネオスマでパワーが出せる人は、高速巡航強いと思います。強いです!きっと!!
これを論ずるには、パワーメーターはパワーを測っていないよって事を認識しないといけないです。
どういうことかというと、自転車に装着されるパワーメーターは、パワーを計測しているのではなく、物体の歪みを計測しているっていうところに集約されます。
え、でもパワーを表示してるよねってなるのですが、パワーは「力」と「動かした量」をかけたものですから、物体の歪みを計測することで力を、動かした量はクランク1回転ごとに決めればいいわけですので、そこからパワーを計算して表示しています。
Neo2はパワー、純粋に後輪を回したものの値を計測しています(おそらく電力で)。
パワーは力×動かした量であり、この動かしたっていうところがとても重要になります。
本来はどんだけ力をかけても動かなければ0Wです。が、パワーメーターではこの動かなかった量を動いたとして計算してしまう可能性があり、これが計測値の誤差につながっているのだと考えます。
P2mはスパイダーアームの歪みを計測していますが、機材が撓むのはスパイダーアームだけではありません。フレームも撓みますし、チェーンだって伸びます。その分の力はスパイダーアームにもかかっており、歪んでいることは確かなのです。
P2mは身体が出力したパワーに近いものを測ってくれていると思います。これは心拍計から見てそう推測します。
ですが、歪ませる事に使ったパワーが戻る際に差し引きゼロにならないでロスとして消えちゃってるけど、クランクは回っているからとりあえず歪んだ分もパワーとして計測されちゃった可能性がここに残るわけです。
が、Neo2はどんな時も計測するのは結果として車輪が回ったパワー。
だから、「身体から出力されたパワーと車輪が回ることに使われたパワーが、実走とネオスマそれぞれ特化したペダリングにおいて比率が違う」というのが私の出した結論です。
Tacx Neo2は物理フライホイールがないということになっています(実際には自転車の駆動系や脚を含め慣性重量がありますが、それはこの際都合悪いので一切無視しましょう(笑))。
100%電磁力で負荷を与えているのですが、これは実際のペダリングにはない負荷の特徴を示します。
もう少し踏み込んだ表現をすると、Neo2はペダルが動いていなければ負荷が発生しません。動かそうとしてから動くまでに負荷はかからず負荷は動いた結果としてかかります。
実走を含め慣性が働く場合は、ペダルが動いてなくても動かそうとした瞬間に負荷が発生します。
ん〜。わかりやすく文章で示すことが難しいですね(汗)。
Neo2はトルクをかけるとまずペダルのスピードが上がります。どれくらい負荷がかかるかは、力×動いた距離(つまりどれだけ付加装置を高速で回転させられるか)で決まりますが、逆に言うと動いてないと負荷がかけられないのが電磁式の弱点です(いや厳密には違うんですが、そういうことにします)。
だから、ペダルに力を込めるとペダルのスピードが上がって、そのスピードの2乗に比例して(あってますかね(滝汗)?)負荷が立ち上がりという感じになり、ペダルスピードが増すにつれぐぐっと踏み応えが増えて、かける力が負荷と釣り合っちゃうとそれ以上ペダルのスピードが上がらなくなります。
で、踏みにくいところでは力が抜けるのですが、抜いたら抜いた分だけ負荷も軽くなりますが、それはすなわちペダルのスピードが落ちてしまうというのが電磁式の負荷のかかり方の特徴です。
力をかけているのにペダルが速く動かないという感覚と、力を抜くことができない感覚が出るという二つの特徴が出ます。
当然、かかる負荷は電気的に消費されている(主に熱エネルギーとして放散)ので、強く踏んだエネルギーを貯めて踏めない部分に回そうってことができません。
だから、踏むのが上手く、脱力が上手い選手であればあるほど、ケイデンスがあげにくいと感じるはずです。ペダルがまわりません。
重いフライホイールや実走の速度が低いときみたいに、ペダリングワンストロークの間に慣性重量による影響が大きい場合はどうでしょう。
フライホイールが負荷のメインであるローラー台を考えます。
ペダルに力を込めます。すると、フライホイールの回転速度が変化します。
回転に変化が生じると言うこは物体を加速させていることになるのですが、これは力がかからなければ起こりません。
ペダルを踏んでスピードが変化しようという時に力がかかりますので、踏んだ瞬間から踏み応えを感じます。
そして、力をかけることによって上昇したスピード(エネルギー)はフライホイールの回転として貯められ、力を抜いても(ペダルの)スピードが保たれようとします。
踏んでトルクをかけてフライホイールが高速回転し、踏みにくいところでペダリングスピードが減速した分をフライホイールが補ってくれてそれらが釣り合ったところでペダルを回し続けることができます。
踏んだときはエネルギーを貯めて回転スピードの上昇を抑え、力を抜いたときはエネルギーを放出してと、ペダリングスピードを一定に保ちやすくするための機構であるとも言えます。
だから、踏んで脱力してというペダリングがしやすいというわけです。
さて、ここでペダルのスピードが1周の間でもめまぐるしく変わることに注目してみましょう。
出力は力×動いた距離なので、別にクランクが一周する間に速度変化があろうとも、ペダルが一周する距離に差はないわけです。ということは、この動いた距離はケイデンスに依存するわけなので、力が変わらなければ、ケイデンスが高い方が出力上げやすいっていうのはまさにそういうことです。
ですが、ケイデンスを無限にあげられるわけではないですし、筋肉的にもあまり速く収縮させることは美味しくありません。
さらには存続が危ぶまれているペダリングモニターで有名になったように、人間の脚はクランクがどの位置にあっても常に同じ力で踏めるわけではないですし、円運動に対して接線方向に力をかけやすい部位は限られています。
力をかけやすい部分というのは、人間の身体の構造的に力をかけやすい部分で、ほっといても素早くでも力をかけるでもどうにでも対応できますし、その際のエネルギー効率もいいです。
力をかけにくい部分というのは、人間の身体の構造的にそうなっているので、いっくら鍛えても鍛えた分だけの成果が得られるかというと疑問ですし、エネルギーの効率も悪いです。
筋肉は力をかけ続けると血行が悪くなり、筋肉が酸欠に陥りやすくなるっていう要素もあります。
効率のいいペダリングの一つの考え方として、
「踏みやすいところはガツンと踏んで、力がかけにくい部位(ペダルのスピードが遅くなる部位)に力をかけずとも、というかいかに脱力しつつ、なおかつペダルのスピードを落とさずにそこを超えさせるか」
に注目するというのがあります。
これを物理的機材的に解決しようと思ったのが、O.SYMETRICに代表される楕円チェーンリング(の一部の製品)です。
これのいいところはまさに物理的に解決できてる!ってことなのですが、逆に入力脱力のタイミングが合わなければ最悪です。
そこが大きな弱点です。
正円のチェーンリングでも、同じケイデンスを保つにして、力をかけやすい部位でより力をかけて、力のかかりにくいところはうまくやり過ごせれば、うまくいくのかなぁと思ったりもしますが…。
実はそんなうまい話があるんです。
自分の体重や機材重量をアクティブなフライホイールとして使っちゃえばいいんです。
踏み込む時に前方に重心を移動して自分の身体に運動エネルギーを蓄えその分自転車の進みを遅くし、力のかかりにくいところでは自転車を前に投げ出し、身体に貯められた運動エネルギーを自転車の速度を上げることに使い、結果としてその部分は力を使うことなく素早くペダルが通過する。
トラックレーサーで静止状態からのタイムトライアル時、とても重いギアでスタートすることになるのですが、この時の選手の動きが極端でわかりやすいですが、そういう動きになっています。
つまりそういうペダリングが身につくと、踏むタイミングや力のかけ方は身体の重心移動と大きく関わりが出てくるということになり、またそれがうまく使えれば使える人ほど、一回転中のトルク変動が大きいペダリングになります(この場合必ずしも1周の間に起こるクランクの角速度変化が大きいわけではない場合もあるってところがまたまた面白いんです)。
効率のいいペダリングってトルク変動が少なかったりとか、ずっと接線方向に力をかけ続けるペダリングのことばかり言われますが、効率という言葉の捉え方によってはトルク変動の大きい方が効率が良いと捉えられることもありえますよと。
さて、長くなりましたが、これが前置きです(え)。
ここからが差が変化する事象に対する具体的な妄想です。
踏みやすいところで踏んで、あとはやり過ごすというペダリングを実走そのままのタイミングでNeo2でやろうと思うと、踏み遅れます。
人間の脚はトルクを瞬時に立ち上げることができますが、Neo2はペダリングスピードが上がらなければこのトルクを受け止められません。
フライホイールが重いローラーや実走で速度が低めの場合、まず踏んだ瞬間が一番重く、踏み続けるに従って(速度が上がるので)相対的にペダルが軽くなるように感じます。
実走になれると、そのタイミングめがけて力を入れ(そして脱力す)るということがうまくなります。
が、Neo2はトルクを受け止められるペダリングスピードに上がるまでトルクがかからず、踏み始めでスカッと抜ける印象になります。ですが踏もうと思っている意識があるので、そのまま力をかけ続けます。
すると、ペダルスピードが上がるとともに急激に抵抗トルクが立ち上がるため、ペダリングスピードの上昇は鈍くなりつつペダリングトルクを蹴kることができるのですが、踏みたかったタイミングに対して実際にトルクをかけられたタイミングはほんのすこしではありますが、遅れます。
そして、踏むほどに重くなるように感じるので、踏めば軽くなると身体が覚えているにもかかわらず、軽くならないということは、もしかして踏みが足りてない?と錯覚し必要以上にトルクをかけてしまい、踏み遅れているにもかかわらず踏むトルクは増えさらには踏んでる時間が長くなります。結果として、余分にトルクをかけている分フレームや他の部品も撓みます。
たわんだ分がペダリングに戻り釣り合ってくれれば、Neo2で計測された分とP2mで計測された分がチェーンのロスくらいでほぼ一緒になります。
が、ペダリングでフレームが撓むというのは、ペダルを踏むという下向きの力が、フレームの中心から左右に張り出しているせいで横向きに変換されて右ペダルだったら左斜め下方向に移動、左ペダルだったら右斜め下方向に移動するっていう現象になります。
ペダルで最も力がかかりやすい部分を仮に3時だとすると、この時のペダルを踏む下向きの力とフレームをたわませる力は共にチェーンリングに対して接線方向、つまり、ペダリングで出力になる部分を吸ってることになります。
力が抜けてフレームが戻ってくる時、力がかかりにくい場所はが仮に6時だと考えると、その時に横移動しつつ戻ってきた力は上向きの力、つまりチェーンリングに対して法線方向になります。つまりこれは推進力ではなく、単にBBが横移動して解放され、脚をクランク軸に沿って持ち上げるための力になってしまい回転に寄与しない力になってしまいます。
Neo2では、そんなフレームの撓みとペダルの位置とベクトル変化等は一切関係なく、それらひっくるめて結果としての出力が計測されています。
が、P2mでは回転に寄与しない力であっても実際に歪みとして検出されてクランクは回っているのですから、その部分でロスしたエネルギーも計測自体はされてしまいます。
私がクランクアーム歪みを検知するパワーメーターに疑いの目を持つのは、自転車を歪ませるのが上手い人ほど表示上高パワーを出しやすいと考えているからです。P2mのようなスパイダーアーム式のパワーメーターだとそれは起こりにくいと思っていたのですが、起こらないわけではなさそうで、それがこのパワー誤差の傾向につながるんだろうなと考えました。
では、なぜ慣れてくると誤差が小さくなってくるかというと、一つは踏み始めが早くなること。
力をかけて速度が変化してから初めて負荷が立ち上がることに身体が慣れる結果として、踏みやすい位置で力をかけるために力をかけ始めるタイミングが早くなり、ペダルスピードの変化とかかる負荷の変化を感じながらじわっとトルクをかけるようになります。
そして、そうするとトルクの抜け感からの踏めてない感で生じる無駄踏みがなくなり、フレーム等の撓み自体が減ることが大きそうです。
また、トルクがかかるタイミングと抜けるタイミングが早くなることによって、撓みが発生し、戻る際のベクトル分解でも有利になる事も要因としては小さいながらありそうです。
あと、撓みが減る要因としてもう一つ。実走でパワーをかけたいときは、ハンドルを押し引きすると思います。ですが、スマートローラーでそれをやってもうまくいきません。自転車が歪むだけで推進力に変わりません。だから身体を左右に揺らすようになります。身体を揺らすことにより左右の脚に力を伝えやすくなることと、より上半身の筋肉を使えるようになるのだと思います。
この時、自分で意識してみると、あまりハンドルを使っていません。実走の方がもっと積極的にハンドルを押し引きしています。
スマートローラーで最適化したペダリングはガチャ踏みになる?究極に短時間パワーだけを出したいときはそうかもしれないですが、長時間維持しようと思うと、むしろ実走のヒルクライムよりも(ある意味)丁寧なペダリングに収束すると思うのですが、いかがでしょうか?(誰に聞いている)
Neo2でローラーした後に走れない感覚の一つは、実走のパルス的にポンとこうトルクを出す感覚やタイミングを忘れてしまった(もしくは筋力神経系的にも落ちてしまうのかもしれないです)からというのがありそうです。
これを一番感じるのは、しばーらくローラートレーニングばっかりしてから久しぶりに実走すると、ゼロ発進に日常的にゼロ発進で使ってるギアにもかかわらず「ギア重!」と感じる時です。
Neo2は高速でほぼ等速直線運動をしていて、しかも空気抵抗の占める割合が大きくなったような際の効率的なペダリングの練習にぴったりです。力のかかり方が非常に似ています。
高出力を長時間出したいと一言で言っても、高速の個人TTでタイムを出したい場合と、低速のヒルクライムで高出力を維持したい場合に同じペダリングでいいの?っていう問いはこの記事である程度応えが出たと思います。
いろんな引き出しを持っていたいですね。
とても残酷なのは、パワメの数値に関わりなくTacx Neo2上ではTacx Neo2で計測されたパワーがパワーだよという事でしょうか(謎)。パワー値が高いからといってパワメのデータを使うと、この条件ではそれは正確なパワーじゃないかもよって。もっとパワーがある人でいたいです…(謎)。
そんな感じでまとまりがないまま締めくくりたいと思います。
最後に一つ、自転車はペダリングしなくても(チェーンを切ったとしても)前に進ませる方法があるってことは頭の片隅に置いておいてもいいかもしれないです。実走する人は。
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