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KMC X10SL DLC チェーンを装着しました

チェーンも消耗品なので、交換しちゃいます。

使用回数自体は多くないのですが、念のためです。

今までもKMCのX10SLを使用していましたので、今回もそれにします。

KMCと言えば、いろんなメーカーにOEMで、チェーンを供給する、テクノロジーのしっかりした会社ですし、X10SLは軽いのが良いです。軽いのが良いです。

で、今回はDLCモデルを選択しました。

既に、X10SLの時点で消耗品とは思えない値段のチェーンですが、それにゴールドのコーティング(チタンなんちゃら?)を加えると、さらに高く…。

今回は、それを遥かに超える価格の、DLCコーティングのチェーンを選んでみました。

もう、コーティングの世界(?)では知らぬ者はいないと言う程、メジャーで当たり前なDLCコーティング。

何でも、ダイヤモンド ライク カーボン コーティングらしいです(←なんの説明にもなってません)。

仕事で私もDLCコーティングされた器具を使用していますが、確かに良いです。

表面硬度が非常に高く、傷がつきにくいのと、表面が大変平滑で滑りが良い、コーティング皮膜が柔軟性があり、また密着性が高いので、多少器具をしならせても剥がれない。

凄く重宝しています。

以前は金属系のコーティングの物を使用していましたが、それとは比べ物にならないくらい、使いやすくなりましたし、耐久性があり性能が長続きします。

コーティングには、問題点もあるらしいのですが、詳しい事は分からないので、この辺にしておきます。

で、このチェーン。箱に入ってきます。

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紙の化粧箱をとると

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なんと、マグネット式のチャックの付いた箱が現れます。

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開けると、箱の中にスポンジが引いてあり、その中にチェーンが収まってます。

こんな厳重な梱包のチェーン、初めて見ました。

もちろんチェーンにはオイルが塗られていますので、箱のスポンジはベタベタしています…。

怪しく黒光りするチェーンが、DLCを主張しています。

さて、早速重量を計測してみましょう。

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116リンク、オイル有りで248.9gです。

カタログより少し軽いですね?(カタログは253gもしかしたら、ミッシングリンク込みかもです)

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以前使用していた、34−26でぎっりぎりの長さのチェーンにあわせて、勇気を持って切断します。これより大きなギアでは使えないギリギリの長さのため、勇気が必要です。

以前使っていたチェーンは、それほど回数を使ってないですが、少し伸びていたようです。半コマまでとはいかないまでの1/4コマくらい伸びていました。

まだ、全然使用出来る範囲だとは思いますが。

切断してみました。

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205.6gです。

チェーンはスチール製で重いため、少しでも短くすると軽くなります。

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ミッシングリンクは2.4gでした。やはり、ミッシングリンクを込みにしても、カタログより少し軽いですね。色からすると、ミッシングリンクもDLCコーティングされているようです。

このチェーンには、ミッシングリンクが2セット付属していました。

このチェーン、長寿命が売りらしいのですが、ミッシングリンクが真っ先に伸びたり切れたりして使い物にならなくなると言う事を自覚して、2セット入れてくれたのかもしれないです。

ミッシングリンクを使用したくないのはやまやまなのですが、さすがにこのくそ高いチェーンで、一応しよう禁止されている、コネクティングピンを使用して、チェーンをダメにしたら、精神的ダメージが大きすぎるため、今回はおとなしくミッシングリンクを使用する事にします。

以前使用していた、KMC X10 SLのゴールドの同じ長さのチェーンも重量を計測してみました。

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211.1g…。

あ…あら?予想に反して、DLCの方が軽いです。

何故予想に反してかと言いますと、カタログ上ではDLCの方が重いんです。

理由はいくつか考えられますが、思わず軽くなって嬉しいです。

Img_0445

ミッシングリンクの重量は2.4gで同等のようです。

このチェーン、DLCコーティングを、部品ここの段階で行なってからつないでいるのか、チェーンとして組み立てた後、コーティングを行なっているのか、興味がありました。

と言う事で、バラしてみました。

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ピンが一本多いですが、アウターリンクとインナーリンク1セットです。

上が内側、下が外側です。

内面にあたる部分にはコーティングがなされていないので、組み立ててからコーティングを行なっているようです。

と言う事は、チェーンのリンクのこすれる部分に関しては、全く普通のチェーンと言う事です。

あくまで、チェーンリングやスプロケット、ディレーラー類との接触面に対してのDLCコーティングと言う事のようです。

なるほど。なので、インナーリンクに塗装をしてあるモデルがあるのですね。

参考までに重量です。

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相変わらずピンが1本多い気がしますが、4.5gです。

チェーンで言うと、2コマ分と言う事になりますが、たったそれ位チェーンを短くするだけで、それだけの軽量化が見込めます。

さて…。

両論ですが、レース用に使うチェーンに関しては、最初付いてきたオイルを全部除去してから、新しいオイルをさす事にしています。

練習用は面倒くさいので、最初付いてきたオイルが切れるまでそのまま使って、その後も継ぎ足し使用してます(汗)。

ディクリーザーに一晩浸けます。

Img_0449

水溶性のディクリーザーなので、次の日に、水で洗い流し、さらに食器用洗剤(一番安いやつ)でさらに洗浄、水洗します。

で、なんでさっきわざわざチェーンを分解して中をのぞいていたかと言うと、中までコーティングされていれば、錆をある程度気にしなくていいと思ったからです。

が、内部はコーティングされていないので、水洗して完全に油膜をとってしまった後、錆びる危険があります。

っていうか、凄い勢いで錆びる事があります。

なので、乾燥から注油まで、間髪入れずに行なわなければいけません。

それでも錆びる可能性があります。

チェーンを完全に脱脂する事に関して、否定的な意見の大きな理由の一つです。

と言いつつ…

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重量計測しちゃってます。

204.6gです。

1gくらい、オイルが乗っていたって事でしょうか?

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油膜が貼っていない状態のチェーン表面はこんな感じです。

薄々気付いてはいたのですが、膜厚が不均一ですし、ちょっと剥がれている部分もありますね…(汗)。

コーティング品質、大丈夫ですか?

っと、そんな悠長なこと言っている暇はないので、オイルを刺します。

浸透させるのが目的なので、多めにさして、ビニール袋に入れてもみもみした後、しばらく放置します。

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何のオイルを刺したかは、オイルそのものがチェーンの潤滑に向くのか?や、防錆剤が入っているか確認できない(多分入っていない=オイル切れがおきた場合もの凄く錆びやすい事が考えられます)ため、ここでは明かさないでおきます。

画像は気にしないでください。

レース出はずっと前から使ってますが、ヒルクライムレース程度では凄く良いです。

ただ、油膜切れを起こすのは早いです。

また、X10 SL ゴールドのチェーンに使用している限りでは、錆は出ませんでした。

では、自転車に装着してみましょう。

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見覚えのある画像な気がしますが、気のせいです。

黒いチェーンって言うのも、良いですね!汚れて黒くなっても目立たないのが良いですね!!

見慣れない感じはしますが、ある意味新鮮です。練習用の自転車のチェーンの洗浄をサボり気味なので、常に黒くて実はそんな新鮮な感じがしないのは、気のせいです。

さて、DLCコーティングですが、実際に効果があるのかどうかは、テストしてないですし、私にはする設備も頭も無いので、測りようがありません。

ローラー内部と、コマの接合部にDLCコーティングがされていない事を考えると、ローラーが転がる際の摩擦抵抗を減らす事は出来ないのだと思います。

そう言った意味で、このチェーンに関しては無潤滑での使用は無理なようです。

恐らく、スプロケットやチェーンリング、ディレーラーと触れる部分に関して、DLCをコーティングする事による摩擦抵抗の軽減と、チェーンの損耗の軽減を狙っているのだと思います。

それならば、チェーンの表面を鏡面研磨してから、コーティングした方が良いのでは?と思ってしまいますが、それをやると、値段が恐ろしい事になりそうです。

効果があるかないかは分かりませんが、”DLCコーティングされているチェーンを使用している!”という精神的効果を期待して使用していきたいと思います。

試しに回したり、変速チェックしたりしている間にも、コーティングが剥がれてきている気がしますが、きっと気のせいだと思い込んでいます。本来DLCコーティングはこれくらいでは剥がれないはずですから。はずですからぁ…。

剥がれたコーティングを見ながら、「ダイヤモンド ライク カーボン ダストォォオオ」と叫ぶ芸も出来そうです(イミフ)。

さて、ドライブトレーン関連の記事が続いていますので、もういっちょドライブトレーンがらみの記事を書きたいと思います。

次回は、リアスプロケットです。

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コメント

 SLD-MAGICという工具鋼で作ればDLCはいらないのでコスト低減に繋がりますよ。

投稿: トライベック | 2015年11月12日 (木) 18時36分

トライベックさん
コメントありがとうございます。

金型用金属。
確かに、潤滑性や耐摩耗性等考えると、すぐれた材料ですよね。
盲点でした。

あとは、自転車の駆動部品として良好な性質を保つことができるか、加工やコスト、重さの問題が解決できるとこういった素材でできたチェーンやギアができてくるのかもしれないですね!

投稿: 管理者 | 2015年11月14日 (土) 08時54分

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